風俗営業 デリヘル開業

2012.10.11 Wednesday

金が絡めばトラブルもつきもの

「ちょっと疲れました。届出を済ませたら、少し休みます」
　と、あるデリヘル開業依頼者。東京では専門の不動産屋もあり、事務所探しにそれほどの苦労はしないとの話も聞くが、京都のような地方ではそうはいかない。今回も当初、決まりかけていた物件が、所有者の身内から反対が出て使用承諾が得られなくなってしまい、事務所探しが振り出しに戻ってしまった。一週間ほどして、新しい事務所は決まったものの、今度は依頼者側のスタッフ内でちょっとした揉め事が生じてしまった。金が絡めば、トラブルもつきもの。微妙な人間関係を垣間見せられることもある。

　また、事務所賃貸の契約にあたってほとんど火災保険の加入が義務とされるが、不動産屋提携の保険会社が必ずしも利用できるとは限らない。今回もそのケース。そもそも、事務所が決まったからといって、すぐに開業届が出せるわけではない。場合によっては、ドメインに関する書類（whois情報など）を添付するため、事務所契約日からさらに２週間、あるいは１か月程度かかることもある。


　昼間、仕事を持っていなければ、ある程度は動けるだろうが、仕事を抱えていれば、そうはいかない。「疲れた」と思うのも無理はないかもしれない。とはいえ、目的は「開業」することではない。むしろ開業後の方が、従業者名簿の用意、各種契約書の用意、規約の作成など、面倒なことがたくさんある。逆に言えば、それらがようやく落ち着いたところで、客や女の子も集まってくる。勝負はそこからだ。