2011.02 |
2011.03 |
2011.06 |
2011.07 |
2011.08 |
2011.11 |
2011.12 |
2012.01 |
2012.02 |
2012.06 |
2012.08 |
2012.10 |
2012.11 |
2012.12 |
2013.03 |
2011.3.28 Monday
僕は重い、重いんだ
僕がこの業界に関わり始めたのは10年以上も前のこと。あの頃は、ネットによる集客なんてさほど期待されておらず、まだまだ紙媒体が中心だった。ところが今や集客効果は逆転、果たしてこの業界においても紙媒体は電子書籍へと形を変えて復活するのだろうか。
あの頃、年配の経営者も少なくなかった。余計なお世話だけど、あの頃の経営者だった彼ら、今なお時代の流れに器用についてきているのかなと、ふと思ったりする。というのも、僕自身、ネットにまではついてこられたけど、電子書籍にはまるでついていけていない。
本来、この業界は、「器用」であることが求められなかった業界。ところが今や「器用」であることが求められるのであれば、僕もいずれはついていけなくなるんだろう。少なくとも今、「スマート」ではない。
不器用で何が悪いんだと開き直ってみたところで、単なる遠吠え。ただ、メッセージには溢れている。長年関わってきたからね。
僕が属している業界で、このジャンルに関わっている僕と同世代の人は、実は案外と少ない。僕より下の世代の連中が関わっていたりする。つまりはガキ。
「ガキが気軽に関わるジャンルじゃねえ」と、突っ張ってみたくなるのも、長年関わってきた自負によるものだろう。はっきりしているのは、今も昔もガキは嫌いだということ。なぜなら、付き合いきれないから。
例えば、思い通りにいかないと、「だったら、僕やめます」と、軽々しく口にする。逆に俺は格好悪くてもしがみつく。しがみつかなければいけない理由もあるし、けっして気軽な気持ちでやっているわけではないから。そう、僕は重い、重いんだ。自負や主張、信念もあればおのずと重くなる。依頼者もけっして軽くはない。だったら重くて当たり前、そう思う。