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2010.11.26 Friday
誰も言わない書かないデリヘル開業事情
かっては、開業を決めた上での依頼や相談、問い合わせが主だった。それが最近は少々違う。「開業を検討中」「やってみたいと思う」といった段階での問い合わせが多い。その後、開業に至ったかというと、けっしてそうでもない。「いろいろ調べた結果、どうも難しそうだ」「思ったより費用がかかりそうだ」との理由で、開業に至らないでいる。
実際、この業種、ビジネスとしてどうだろう。言うまでもなく、誰がやっても成功するものでもなく、容易なビジネスとも言い難い。一方で、「だからなんだ」との気持ちが求められる。当然だろう、そもそも誰がやっても成功するビジネスや、容易なビジネスなどありはしないのだから。
現状を話そう。地域にもよるが、この業界でもデフレは激しく生じている。しかも「いくら料金を下げてもきりがない」との声も聞く。そもそも、客が減った。利用回数も激減だ。以前はこの業界、女の子を揃えるのに苦労したが、最近は比較的集めやすい。というのも、女の子も稼げる店を探しているからだ。逆に稼げないと判断されたら、女の子はすぐにその店を離れていく。
大手集客サイトもあてにならなくなり始めている。
「最近、契約率が一気に下っているんです。前代未聞です」
と、ある広告代理店。キャンセルも増えているという。その理由は、費用対効果。サイトの乱立に伴い、広告費以上の集客が見込めないサイトも少なくない。結果、集客は自身(店の公式)のホームページに依存する傾向にあるものの、SEO対策に弱い店が集客に苦慮するのは必然だ。
ただ、それでも、成功している人は成功しているという事実。「残存者利益」なんて言葉を持ち出す必要もない。求められているのは、デリであろうとなかろうと、経営者としての資質。この一言に尽きる。同時に、開業をサポートする側に求められているのは、開業後の的確な経営指南。実際、当事務所には「開業後のサポートやフォローもお願いしたい」との依頼が多い。
さあ、最後はやるかやらないかの決断。そして、願わくば、望むべくは楽しいお付き合い。それでも僕らはみんな、生きている。