風俗営業 デリヘル開業経営サポート

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HOME > Column > メルマガ厳選コラム2009風俗営業・デリヘル 許可届出手続き(風営法・業界に精通した行政書士・社労士による開業経営サポート) updated 2023-12-10

メルマガ厳選コラム2009

[厳選コラム2009ー1]

 たまに同業者(行政書士)のサイトを見ることがありますが、風俗営業を取扱い業務とはしているものの、どれほど精通しているかは、そのサイトを見れば判断できます。判断材料のひとつが報酬規定。店舗型性風俗特殊営業1号××万円なんて表記をしているところはもはや論外。また、1号から8号にわけることなく、風俗営業××万円といった表記をしているところも、おそらく実際には風俗営業の許可申請を行ったことはないでしょう。
 前者は依頼があったときのために備えて料金表示をしているのでしょうが、気軽に「わかりました」と依頼を引き受けようものなら、後でどのような言い訳をするのでしょう。後者は、クラブとパチンコ屋の許可申請を同じ料金でかまわないと思われているのでしょうか。パチンコ屋はクラブ以上に労力もかかり、リスクも大きなものを伴います。また、ゲームセンターでも、規模によりやはり労力は大きく異なってきます。
 いずれも結果的に迷惑を被るのは依頼者です。報酬が安いからといって頼んでみたはいいものの、許可が取れるまで、あるいは届出が受理されるまでに必要以上の日数がかかってしまっては、無駄に家賃を払う日数が増えるだけで、結局は報酬が高くても最短日数で処理してれる行政書士に頼んだ方が安上がりだったということにもなりかねません。
 そもそも、手続にあたっては、地域によって必要書類や手続内容そのものが異なってくることがあります。デリヘル開業の届出であっても、「厳しい」と思わざるをえない管轄もあります。先日もある地域で届出を行ったところ、確かに厳しく、地元の広告代理店の人に「厳しかったけど一発で通ったよ」と話すと、驚かれていました。一般の人はもちろん、行政書士でも業務に詳しくない人は、おそらく何回も警察に足を運ぶことになるでしょう。

 かと思えば、デリヘル開業にあたって電話での相談を受けていて、「あなたはやる資格がない」と言いたくなることもあります。資格がないというのは、「開業してもおそらく失敗する」という意味です。たとえ個人で届出るにしても、一個人事業主です。つまり、開業後は経営者としての資質が試されるわけです。どんなジャンルにおいても、参入が容易であればあるほど、当然生き残りは熾烈です。デリヘル業界も例外ではありません。

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[厳選コラム2009ー2]

 中部のある地域でデリヘル事務所物件を探していたところ、驚きました。今までにないほど意図も簡単に、しかも2か所の不動産屋で合わせて一気に10件ほど見つかったからです。他のエリアではなかなか考えにくい検索結果です。さっそく依頼者に知らせ、下見を希望される物件につき、段取りを決めようと不動産屋の担当者に電話を入れました。
「××さん、携帯の番号教えてもらっといていいですか」

 担当者とは、電話で話すだけでまだ一度も会ったことはありません。しかも、当日は駅前にて待ち合わせ。僕は新幹線を利用するとあって、乗り継ぎの関係で多少時間が遅れることもあるだろうし、お互いに顔を知らないため、待ち合わせで行き違いになることもあると思って、携帯の番号を教えてもらおうと思った次第です。ところが、意外な反応。

「えっ、携帯ですか…?」

 そうです、実は担当者は女性。僕としては特に他意はなかったのですが、仕方ありません。

「営業用の携帯とかないの?」

「はい、特にないんです」

 普段、仕事で困ったりしないのかなと思うのは余計な心配でしょう。当日は、顔は知らなかったのですが、迎えに来てもらった車に不動産屋の名前が入っていたので特に問題はありませんでした。ちなみに20歳代の可愛い女の子。なお、依頼者とも駅前で同じ時間に待ち合わせていました。

 そして、物件の鍵が店にあるというので、まずは不動産屋に向うことに。駅から車で10分くらいでしょうか。そこで名刺交換などを済ませ、いざ物件を見に行こうというときになって…。
 この後のことは、僕の失態といえば失態なのですが、念を押して確認したのになぁといった感じ。今まで多くの物件探しや手続に関ってきましたが、初めての体験でした。なんとなく想像はつくかと思いますが、この続きは次回にて。一番焦ったのは、おそらく当の不動産屋の女の子でしょう。ねっ、××ちゃん!


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[厳選コラム2009ー3]

(前回続き)

 不動産屋から事務所の下見に向おうとした直前です。

「事務所って、デイですよね」

 担当の女の子が確認してきました。

「えっ、デイ? デイちゃうで、デリやで」

「デイサービスじゃないんですか?」

 思わず唖然としたとはまさにこの瞬間のこと。

「デリバリーヘルスの事務所、言うたやん」

「いや、なんか話が微妙におかしいなと思って。すみません、デイサービスと聞き間違えていました」

 駅から不動産屋へ向う車の中で、デリの話も多少していました。そこで彼女はどうも話が違うなと思い始めていたようです。僕自身、今まで何度となくデリヘルの事務所を探してきましたが、このようなケースは始めてです。最初、一度に何件も物件があがってきたので、再度電話で確認もしておいたにもかかわらずです。

「通常、こんなに物件は出てくることないねんけど、ホンマに大丈夫なん? 大家さん、話しわかってるんやろうか」

「はい、大丈夫です」

 確かに彼女、大丈夫と答えていたんです。そのときからすでに、デリとデイを聞き間違えていたのでしょう。
 とはいえ、起きてしまったことは仕方がありません。彼女も急遽、責任を感じながら今度こそ間違いなく「デリヘル事務所」を探してくれました。また、僕の方でも、依頼者の希望するエリアとは多少離れるものの、他の不動産屋で予備的に確保しておいた物件があるので、そちらを見に行くことにしました。ちなみにその不動産屋の担当者も女性。物件の下見に行く際、最初に確認したのは言うまでもありません。

「実はさっきの不動産屋の女の子、デリとデイを間違えてたんや。お姉さんは大丈夫?」

 経緯を話したところ、笑い出していました。

「私のところは大丈夫ですよ。きちんとデリヘルの事務所って、お聞きしていましたから」

 なるほど、たくましいお姉さん。さて、どちらに不動産屋で決めることになったかは、今の時点ではまだ未定。実はすっかり使用承諾がもらえると思っていた大家さんが直前になって断ってくるなど、他にもトラブルがあったため、少々届出が遅れてしまっています。まっ、デリヘル事務所はある意味特殊な物件、仕方のないこと僕自身も割り切っています。

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[厳選コラム2009ー4]

 名古屋市某区。事務所兼待機所の下見を終え、次に管轄警察署への事前相談も終え、いざ不動産屋で物件の本契約を交わすといった段階で、突然に延期になってしまいました。依頼者の都合でもなく、また所有者が使用承諾を断ってきたわけでもありません。詳しくは書けませんが、今回はあくまでも不動産屋の都合。過去にないケースです。
 実際、デリヘルの新規開業にあたっては、届出が終わるまで予期せぬことも生じ得ます。賃貸借契約において、保証会社ではねられることもあれば、所有している会社が民事再生手続の申立て中であったり、そもそも所有者の権利が複雑な場合もあります。
 開業にあたっての相談では、「うまくできそうだったらやってみたい」「手頃な物件があればやってみたい」といった方が少なくありません。けど、結論を言えば、「迷っている」状態なら止めたほうがいいというのが当方のアドバイスです。迷いながら開業したところで成功しないでしょう。また、迷った気持ちをお持ちの方は、いくら物件を紹介してもなかなか決断に至りません。家賃、間取り、便利さなど、全ての条件を満たした物件はありません。普段住む住居以上に妥協しなければならないのが現状です。ましてや、先のような予期せぬ状況に出くわすと、なおさら手続は延びる一方です。

 仮に物件の契約がスムーズに運んでも、「成功させる」といった強い決断がなければ、その後にやるべきことも優柔不断なままです。結果、開業後いつまでたっても女の子が集まらない、お客が集まらないといった状態に…。
 依頼者の決意の程は、実は最初の電話の状態である程度判断がつきます。逆に、僕のプロフェッショナル度も、最初の段階で見抜かれるということでしょう。業界を取り巻く環境は刻々と変化しつつあります。ときおり、当コラムでもアナウンスしていますが、開業後、気をつけなければならない法律は風営法もしくは風適法だけではありません。しかも、知らなかったでは済まないのが法律や条例。また、把握しているようで、実際にはなかなか把握しきれないもの。たまには法令集に目を通すのも悪くはないかもしれません。


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[厳選コラム2009ー5]


 デリヘル開業後、気をつけなければならないのは、風営法だけではありません。実際、摘発されたニュースを検索されてみればおわかりのように、風営法以外に売春防止法、児童福祉法、職業安定法、県迷惑防止条例、労働基準法、入管難民法においても違反事例が確認できます。法律や条例については「知らなかった」では許されないのが社会のルール。経営者をはじめ、営業に関わっている方は風営法以外にも関連する法律、条例を熟知しておくことが求められます。

 当事務所でも、届出終了後、開業者の方には各種法律について説明させてもらっています。すると、

「先生、デリヘルの経営って、けっこうがんじがらめなんですね」

 といった反応が返ってくることがあります。確かにがんじがらめでしょう。しかし、一般の会社においても一緒です。会社法を基本とし、人を雇えば労働基準法、労働契約法、職業安定法などが関連し、雇用保険や社会保険も絡んできます。また、例えば建設業法など業種による法律も関係してきます。
 さて、景気はどうでしょうか。開業予定者の方の不安のひとつは、事業として成功するかどうかです。「風俗産業は不況に強い」と開業を煽る業者も見受けられますが、多くの開業者が「けっしてそんなことはない」と反論されることでしょう。デリヘルにおいても常に企業努力が求められ、経営者としての資質が試されます。厳しいことを言えば、「それでも参入したい」と、強い気概を持たれた方こそ、参入する資格があるのかもしれません。こんな話をするのも、まれに、

「先生の方で成功を約束して頂ければ、開業したいと思います」

「先生がデリヘルは絶対に儲かると断言してくれるのであれば、やってみようと思います」  そんな相談を受けることがあるからです。もちろん、僕の方で「絶対に儲かる」と言えるはずもなく、結果的には依頼を断らざるをえなかったこともあります。
 さあ、世間では早くも年末商戦を迎えているところもあります。新規開業者もクリスマスシーズンに合わせての開業を想定されています。少しでも景気が良くなるよう、願ってやみません。

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[厳選コラム2009ー6]

 深夜バーなどを開業するにあたって、どんな物件でも保健所の飲食店許可が取れる、あるいは地域に関係なく深夜酒類提供飲食店の届出ができると思われていたら、大きな誤りです。
 ある物件でのことです。相談を受け、現地に行ってみると、既にバーを開業されていました。深夜も営業しているのですが、深夜酒類提供飲食店の届出は未届け、驚いたことに保険所の飲食店許可も取っていない状態での営業でした。

 飲食店許可に関しては、料理はメインではなく、あくまでもドリンク中心とのことで、許可は不要と思われたようですが、もちろん、その場合でも許可を取る必要があります。さっそく中へ入らせてもらうと、唖然…。
 以前は会社事務所だったようです。調理室の床は普通の床材(クッションフロアー)、壁は耐火ボード、換気扇も設けられていませんでした。加えて、店内には数台のダーツ台。もう、どこから話せばいいことやら、思わず悩んだほどです。

 まず、保健所での飲食店許可。許可を取るには、調理室の床をコンクリートに、内壁をコンクリートもしくはステンレスなどにしなければなりません。換気扇も必要です。ところが、それらの基準を満たすには、おそらく内装工事で100万円以上の支出を余議なくされる見込みでした。

 また、ダーツ台の面積によっては、深夜酒類提供飲食店ではなく、風俗営業8号営業に相当する可能性があり、その場合は物件の周辺に学校や病院などの保護対象施設がないかどうか、確認しなければなりません。

 飲食店許可の場合、以前の借主が同じく飲食店許可を取って店を営業していたからといって、そのままの設備で飲食店許可が取れるとは限りません。以前の借主が許可を得た後、違法に調理室を変更していることもあるからです。

 同じく、以前は風俗営業の許可が取れていた物件だからといって、次の借主もまた風俗営業の許可が取れるとは限りません。前の借主が許可を取った後、周囲に病院など保護対象施設が制限距離内に新しく出来た場合、新規に許可は下りません。
 いつも思うのは、物件を探している段階で相談してほしいということです。病気と一緒で、「もっと早く相談してくれていれば」と思うケースもあります。また、手続を行政書士に依頼したからといって、すぐに開店できるわけではありません。飲食店の許可証についても、貰えるまでに保健所の検査を終えて数日は要します。そもそも、深夜バーについては、届出を終えてから10日間は営業できません。消防署に届出る防火対象物使用開始届についても、営業所に必要な設備が整っていなければ、追加工事が発生することもあります。

 全ての手続を終えて、開業者が漏らすのは、

「店を出すのって、けっこう大変なんですね」

の一言。手続は行政書士に任せたとしても、開業者は酒屋の手配や従業員確保など、やることが山積みだからでしょう。一方で、あまりにも急ぐと失敗することもあります。カタログを見ただけで注文したイスやテーブルが店の雰囲気に合わず、結局は買い直したり、厨房設備もとにかく安いものでいいということで激安中古品を探してきたものの、開業後すぐに故障してしまい、やはり買い直したというケースがあります。

 特に賃貸の場合は家賃が発生してしまうため、開店を急ぎたくなるのも当然ですが、やはり急がば回れの気持ちも必要。なお、物件の賃貸借契約にあたって、家賃発生日を1か月程度、遅らせてもらうのもひとつの手です。