デリヘル新規開業予定者の方へ その1(まず、お読み下さい)
みなさんは、何をきっかけにデリヘル開業を思いつかれたでしょうか。
今や、本屋に行けば、デリヘル開業者向けの書籍が並べられている時代です。ネットで検索すれば、多数のデリヘル開業関連のサイトも見つかることでしょう。それらがみなさんの開業を後押ししたかもしれません。
けれども、ここでひとつ断言しておきます。それらは全てがけっして、みなさんデリヘル開業者のスタンスに立って書かれたものではないということです。
騙されているとまでは言いません。しかし、疑問に思う事務所や会社があるのは事実です。ひとつ例を挙げましょう。
「デリヘル関係は高い報酬が取れる」
残念ながら同業者の間でそのような声を聞くことがあります。どのようなスタンスで実務を行っているかは、その事務所の報酬体系をみればある程度わかるものです。
例えば、デリヘル開業の手続きがクラブ(風俗営業2号)の開業手続きよりも割高に設定されているところがあります。実務的には、クラブ開業の許可手続きの方が時間も要し複雑です。にもかかわらず、デリヘル開業の手続きの方が高いということは、「デリヘルの届出手続きは金になる」と考えているからに他ありません。
宣伝広告サイトについても然りです。「あいつら金を取ることしか考えていない」と、憤る経営者もいるほどです。
逆に相場以上にかなり低く設定している事務所もあります。この場合、一部のケースを除き、仕事のない事務所が仕事欲しさにそのような料金設定をしていることがあります。あるいは、単なる書類作成など、値段相応のサポートしかしてくれない可能性もあります。
みなさん、例えば家やマンションをリフォームする際、実績のない業者を選ぶでしょうか。また、建設業の場合、建築一式工事以外については一件の請負代金が5百万円に満たない工事であれば、建設業の許可を持たない業者でも請け負うことができます。とはいえ、やはり許可を持った業者の方が安心でしょう。
その他、開業を煽る事務所や業者にも注意して下さい。昨年(21年)の暮れあたりから、中部や関西エリアでは一段と景気の悪化を実感できます。既存のデリヘル店ですら、「例年、12月はもっと稼げた」と、首をかしげているほどです。新規開業者の誰もが稼げる時代ではありません。開業するだけなら、誰もができます。大事なのは、開業後の経営であることは言うまでもありません。
では、当事務所はどうなのか。姿勢、スタンス、考え方については、コラムなどを通じてホームページ内で随所に触れさせてもらっています。同種のサイトでは、おそらく他を圧倒するボリューム量ではないでしょうか。
「ホームページを隅から隅まで全部読ませてもらいました。その結果、ぜひそちらにお願いしたいと思って…」
会社を解雇され、次なる人生をデリヘル開業に賭けたある依頼者。嬉しい言葉です。僕自身も今のこの仕事に賭けています。当たり前じゃないですか。
(2010.1.1)